リコピンはカロチンの1種で、トマトなどの赤い色素です。カロチンはニンジンに含まれるβ(ベータ)カロチンが有名ですが、近年ではリコピンの抗酸化作用が話題となっており、リコピンはβ力□チンの約2倍、ビタミンEの約100倍の抗酸化作用をもっています。
このリコピンにも育毛剤の効果を高める働きがあります。トマトは赤いほど健康にいいと言われますが、ヨーロッパのことわざには「トマトが赤くなると医者が青くなる」ものがあるくらいです。赤いトマトほどリコピンの含有量が多く、抗酸化作用も高まるので、先人はトマトを食べると体調が良いことを体で理解していたのでしょう。
リコピンは、体内で発生した活性酸素を除去し、体のサビつきを解消します。トマトなら生で食べることが多いため、ビタミンCも摂取しやすく、非常にすぐれた食品といえます。トマトサラダでオイル入りのドレッシングを使うと、さらにリコピンが吸収されやすくなります。夏の盛りのトマトは安く、手に入りやすいのも嬉しいポイントです。トマトジュースや、トマトの入った野菜ジュースを飲むのも手軽で続けやすい方法です。夏のミネラル補給にも最適です。
トマトはもともと体を冷やす働きがあるので、ただでさえ寒い冬に生で食べると体を冷やし、風邪をひきやすくなります。また、体が冷えると抜け毛が増えることもあります。冬の季節はずれのトマトを食べたい場合は、加熱したトマトソースやスープで摂ると良いでしょう。
現在ではサプリメントが発売されています。リコピンはトマトの味がしないので、トマトが苦手な人でも無理なく飲むことができます。オリーブオイルなどの油分も配合されているものが多く、リコピンの吸収率はトマトジュースやトマトのみを食べる場合よりも高いです。